2019年9月~2020年8月
日本初・ユネスコ世界記憶遺産「山本作兵衛炭坑画イギリス巡回展&ワールドツアー」
「ユネスコ世界記憶遺産」として「アンネの日記の原本」「べートーベン第九譜面(スコア)の原本」が知られていますが、山本作兵衛氏の炭鉱画は日本で初めて、その「ユネスコ世界記憶遺産」に認定されたものです。
山本作兵衛氏の炭鉱画を、産業革命の礎となった石炭=炭鉱の街を多く抱え産業革命を原動力として世界に進出していったイギリスで紹介します。また、「人類が共有すべき集合的記録画」とユネスコより評価された作品を世界に紹介する意義は大きいと思います。
日本とイギリスの共通性などを互いに認識し合う事ができ、文化交流の架け橋の一端を担いたいと願っています。
その後ニューヨークをはじめ、他国へも繋いでいく比較的長期間の展示イベントとなります。
※山本 作兵衛
- 福岡県出身の炭鉱労働者、炭鉱記録画家
オフィシャルHP⇒ http://www.y-sakubei.com/
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●開催会場・期間
※画像は2019年6月18日西日本新聞掲載記事です。その他の新聞などのメディアニュースはコチラでご覧いただけます。
スコットランド国立炭坑博物館【2022年7月29日~2022年10月31日】
【日時】2022.7.29 14:15 オープニングレセプション
【会場】National Mining Museum Scotlandスコットランド国立炭坑博物館
【スピーチ】
Ms. Mhairi Cross( CEO)
石井みのり(在エディンバラ日本総領事館 首席領事)
鈴木ナオミ(企画プロデューサー、日本へ行こうよプロジェクト実行委員長)
Nicola Moss(学芸員)
https://www.nationalminingmuseum.com/experience/whats-on/exhibitions/temporary-exhibitions/sakubei-yamamoto-exhibition/
2022.7.29 素晴らしいお天気のスコットランド。
首都エディンバラ から電車で23分ほどのNewtongrange駅から歩いて5分の丘の上にある スコットランド国立炭坑博物館で悲願の山本作兵衛炭鉱記録画展が開催された。2019年から開催している山本作兵衛炭鉱記録画ワールドツアーの一環である。
2019年にこの場所を訪ね、2020年の開催を目指していたが、パンデミックの影響で延期となっていた。
- (駅からの道中はどこか故郷福岡県田川市と似ている)
企画者である私は、日本で初めてユネスコ世界記憶遺産に登録されたこの山本作兵衛炭坑記録画を所蔵する福岡県田川市の観光大使(たがわ魅力向上大使)である。
任命されてからこの11年、大使のミッションとして命がけで取り組んできて、2019年夏、イギリス屋内最大の日本イベントハイパージャパンを皮切りに、在英日本大使館、SOAS大学ブルネイギャラリー 、ウェールズ国立炭坑博物館と、ワールドツアーは実施されていた。
しかし、パンデミックでスコットランド国立炭坑博物館、ニューヨークNippon Club 他会場での開催は延期や中止。
私自身は、以前から闘病中の肺の疾患の影響で「コロナに感染したら助けようがないので対面での会合は避けるよう」医師より指導され、パンデミック以降2年4ヶ月誰とも会えない、公共交通機関も使用しない生活をしてきたが、2年4ヶ月ぶりの会合がこの機会になり緊張と喜びの時間となった。
200平米程の広い会場に12点の炭鉱記録画と、山本作兵衛氏についてや、筑豊の炭坑についての7枚の解説パネルが展示された。
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ウェールズ国立炭坑博物館(Big Pit)【2019年9月14日~2020年9月30日】
2019.9.14 Big Pit ウェールズ国立炭坑博物館
12:30 関係者とランチミーティングで交流会
14:15 オープニングセレモニー
【スピーチ】
Mr. Roger Lewis, President
Ms. Nia Williams, Director of Learning and Engagement
Mr. Dai Price, Head of Big Pit
伊藤毅公使(在英日本大使館)
鈴木ナオミ Bridge Together Project 実行委員長
2019年9月14日澄み渡る晴天の中、ウェールズの4つの国立博物館を総括するプレジデントMr, Roger Lewis、在英日本国大使館・ウェールズの日本領事館、及びBig Pit の幹部、日本の報道関係者、約40名のゲストが参加して、オープニングセレモニーが開催されました。今回は参加することができなかった田川市役所や、田川石炭・歴史博物館の関係者の代理としてクレア 一般財団法人 自治体国際化協会の職員の方がお手伝いくださいました。
一般来場者は1000人以上でした。多くの来館客が真剣に炭坑記録画に見入っていました。また、ストーリーとして、それぞれの炭坑画に関連のあるウェールズの炭坑のお話も英語・ウェールズ語・日本語で展示され大変興味深いものでした。
ユネスコ世界遺産であるBig Pit はその広大な敷地の中に、施設が点在しますが、施設から施設への道中にも展示されていたのはいいアイディアだと思いました。ウェールズ最後の「炭坑絵描き師」George Brinley Evans さん(93 歳)が見学に来られていて、女性が働いているという点を除き英国の炭坑との共通性などに触れられ、感動されていました。田川市発行の図録もショーケースの中に展示され、Bridge Together Projectの後援・スポンサーボードも張り出されていました。
※プログラムの最後のページにご協力頂きました企業様、関係機関のロゴを記載させて頂きました。
オープニングの最初と最後は、ウェールズの太鼓演奏で盛り上げて下さり、フィナーレはBig Pit の関係者のアイディアにより参加者全員で炭坑節を踊りました。時事通信社、日本経済新聞に記事が掲載されました。
メイン展示会場の様子
メイン会場には10点の炭坑記録画が展示
- 左からCeri Thompson 学芸員・「炭坑絵描き師」George Brinley Evan 氏・鈴木ナオミ・時事通信片山ロンドン支局長
田川市発行の図録等の展示
英語・ウェールズ語・日本語の説明が記載されたパネル
屋外展示の様子
Bridge Together Project についての説明ボード
東京オリンピックに先駆け日本の文化を発信し、世界に紹介するプロジェクトであることの説明が記載されています。
各施設への道中や入り口に炭坑画を展示
レセプション
Bridge Together Project 実行委員長鈴木ナオミのスピーチ。
このプロジェクトを始めたきっかけ(田川市の皆さんにお約束した事)などをお話し、地元メディアの取材を受けました。
私はラグビーワールドカップ開催都市特別サポーターを務めていますが、作兵衛さんと私の地元である福岡県でウェールズの試合があるということで、ラグビーワールドカップ日本開催を祝ってラグビーワールドカップテーマソング World in Union と、日本の事を思い「ふるさと」を歌いました。
- 左からNia Williams, Director of Learning and Engagement Roger Lewis President・ 鈴木ナオミ Keith Dunn ウェールズ日本総領事
- 在英日本大使館から 伊藤文化公使もご参列(右から2 番目)
President Roger Lewis は、「日本とウェールズが炭坑で繋がることは大変素晴らしい事で、今後の産業分野も含め日本との交流のきっかけにしたい」と語りました。
太鼓演奏と炭坑節踊り
レセプションの最初と最後にウェールズ太鼓グループの太鼓演奏
ウェールズの関係者のアイディアで最後は皆で炭坑節を踊り、日本とウェールズの友好を繋ぐイベントになったことは感動的でした。この感動を田川市の皆さんはもちろん日本中の皆さまにも感じて頂ければ幸甚です
各種記事紹介
在英日本大使館ギャラリー【2019年10月4日~11月15日】
10月4日 レセプション
2019.10.4 在英日本国大使館 レセプション
18:30 オープニングセレモニー
【スピーチ】
鶴岡公二 駐英国特命全権大使
鈴木ナオミ Bridge Together Project 実行委員長
【レクチャー】
Dr Mark Pendleton
School of East Asian Studies
The University of Sheffield
【朗読】 夏木マリ
【招待客】150 名
鶴岡大使のスピーチでは、今回のBridge Together Project としての「文化架け橋事業」に対し、大変なお褒めのお言葉を何度も頂き感謝の思いで一杯でした。特筆すべき事は、スピーチでご紹介させて頂きましたが、麻生副総理にお祝いメッセージを頂けましたことは大変光栄でとても感激しました。イギリスではほとんど知られていないこの炭坑記録画を発表する意味の大きさを含め今回のプロジェクトを歴史的プロジェクトとの位置づけで評価頂けましたこと、また、世界の皆さまに発信できる機会を頂けました事は、私自身の誇りであると共に、山本作兵衛氏の炭坑記録画を所蔵する田川市の皆さんにも、この感激を是非共有頂きたいと切に願います。
また、英国人炭坑夫の皆さんやそのご家族の方は「今の世界の産業の発展があるのは炭坑があったおかげ」と炭坑に携わった事を誇りに思っていることに触れられ、日本人も同じように誇りに思うべきとの意見で一致しました。
田川市が制作した「ゴットン節が聞こえる」の動画もスピーチの途中で5分程紹介し、生前の作兵衛さんの実写も招待客の皆さんに観て頂きましたが、動画の説明で、より具体的にご理解頂けたようでした。
開催期間中はギャラリーでフルヴァージョンの動画を観て頂けるようになっています。
10月4日 夏木マリさんによる“炭鉱にまつわる文学”の朗読
日本からお越し頂いた夏木マリさんには、炭坑画を背景に「森崎和江著書まっくら」より、炭坑にまつわる朗読を筑豊弁でして頂き、招待客の皆さんから感嘆の声があがっていました。リハーサルでは筑豊弁のイントネーションが難しいとのお話をされ、意味や発音を質問されていましたが、本番では全く違和感は感じられず、女性からみた「炭坑」を表現豊かに朗読され、さすがの迫力で素晴らしかったです。
Mark Pendleton教授による炭坑についてのレクチャー
Sheffield 大学のMark Pendleton 教授による炭坑についてのレクチャーでは、研究者からの目線での解説により、更なる詳細を招待客の皆さまに知って頂く良い機会となりました。
日本人以外の招待客の皆さんからは、「日本の炭坑の事を知る事ができ、「炭坑」という共通性を通じ、日本に親近感を持った。田川市に行ってみたくなった」と多くの方からコメントを頂きました。
また大使のスピーチでもありましたが、「日英友好の架け橋」をこのような形で繋ぐ事ができました事は大変嬉しい事で、沢山の苦労はありましたが、ひとつ任務を果たせた思いでした。
「セレモニーの後は、SAKESAMURAI様にご提供頂いた日本酒、キリンビール様にご提供頂いたキリン一番しぼりがご招待客の皆さまに振る舞われ、軽食と共に楽しんで頂きました。協賛、ご協力いただきました企業様には心から感謝申し上げます。引続きのご支援宜しくお願いいたします。
展示会場の様子
在英日本国大使館1階ギャラリーでは20点の炭坑記録画が展示されており、10月4日~11月15日の期間中、平日9時~17時まで、どなたでも観覧していただけます。
- 企画名
- 日本初・ユネスコ世界記憶遺産「山本作兵衛炭坑画イギリス巡回展&ワールドツアー」
※内閣官房Beyond2020・Japan-UK Season of Culture 認証イベント
●https://culture-nippon.go.jp/events/?eventid=CASa00100225601
●https://www.uk.emb-japan.go.jp/SeasonCulture/EVENT/Month/201909/Sep-Aug2020_BridgeTogetherProject.htm
- 期間
- 2019年9月~2020年8月
- 場所
- ウェールズ英国国立炭坑博物館(Big Pit)【2019年9月14日~9月30日】
在英日本大使館ギャラリー【2019年10月4日~11月15日】
ブルネイギャラリー SOAS ロンドン大学東洋アフリカ学院【2020年1月10日~3月21日】
スコットランド国立炭坑博物館【2020年6月~9月】
ニューヨーク Nippon Club【2020年5月14日~5月28日】
Hyper Japan【2019年7月12日~14日】
- 主な内容
- ユネスコ世界記憶遺産「山本作兵衛炭坑画」のレプリカパネル展示などによる日本の炭坑紹介
イギリス炭坑施設との交流
スピーチ、研究者による炭坑についてのレクチャー
炭坑にまつわる朗読
など
- 主催
- Bridge Together Project実行委員会
- 制作
- NANA MUSIC UK LTD
NPO法人宮城芸術文化振興団体 海外制作部
- 共催
- 田川市
国際交流基金
Big Pit国立炭坑博物館(ウェールズ)
SOAS大学 ブルネイギャラリー
国立炭坑博物館 スコットランド
- 助成
- ジャパンソサエティーfor Big Pit National Coal Museum (Wales)
- 後援
- 在英国日本国 大使館 (except for The Nippon Club, Inc NY)
在英日本商工会議所
英国日本人会
JNTO日本政府観光局
一般財団法人自治体国際化協会ロンドン事務所
時事通信社
ジェトロ 日本貿易振興機構
福岡県庁
田川市石炭歴史博物館
ロンドン福岡県人会
ロンドン福島県人会(しゃくなげ会)
ヒメママ
田川実行委員会
- スポンサー
- NTT Europe Ltd
JR東海
JR東日本
日本航空
MITSUBISHI ELECTRIC EUROPE B.V.
Daiwa Capital Markets Europe Limited
ミキモト
J.A.N. Fine Art
麻生グループ
麻生教育サービス(株)
山小屋
暖家の丘
田川広域観光協会
ロンドン東京プロパティー
ハイパージャパン
アステリア(株)
センターピープル
サカイ引越センター
- 協賛
- SAKE SAMURAI、World Sake Import UK
キリン一番搾り、全農
Kimono de Go、JSTV
Draycott Hotel、neconote、KO ? TO ? HA
- プロデューサー
- 鈴木ナオミ
- アシスタントマネージャー
- 中村未来
- 朗読脚本
- 森崎和江著書「まっくら」より
構成津曲裕之
- 協力
- MNS TOKYO CO.,LTD.
あぶそる~とロンドン
YOU PERFORM
POINTBLANK PROMOTIONS LTD
週刊ジャーニー
ZOOM JAPAN
英国ニュースダイジェスト
ambitious music
加藤ウォーバーグ啓子
- クラウドファンディング支援者
- Eino Yuji、Hatta Yoshinori、Sawaguchi Kaori、Inoue Hironomi、Fukuyama Yuko、Uramoto Kazunori、あさみ、野村 長良、Miyata Jun、山邊 光幸、森 光信、小室 順子(JUNKO)、向坊 柚喜子、Shimizu Ryuichiro、Itoh Manami、知京 豊裕、Itou Syuji、Maki Takako、Nishimura Miyuki、Daima Kazuhiro、松田 礼司、Katsuki Rika、香月 司、Watanabe Ichiro、YokotakeToshihiko、Hoashi Azusa、千田 かおり、伊駒 暢祐、森林 正彰、Miyazaki Makiko、Hayasaka Junya、高橋 由加里、宮里 浩造、Tagawa Yukihiko、Ohori Shizuka、Zaiki Kazuhiko、野村 長良、bruce920、Kimura Kayoko、Kajitani、白川 美行、矢野 智伸、岩下 知生、岩下 幸司、飯田 浩司、コサカ リカ、Hase Ei、山本 博康、クリストファーズ クリスフランシス、萱野 江津子、みやさん、Christophers Hinako、小川 貴子、Bansho Takeshi、池田 智子、Iwashita Kaori、miwamini、藤永 哲嗣、中村 三穂、Homma Kiyotaka、ムラカミ ヨシタカ、ナガノ カズミ、ヤマノ サトシ、マツオカ ヒサヨ、山ト 雅美、松本 浩一、ササキ ヨウコ、オオワダ サキ、ミヨシ タケヒサ、添谷 美穂、ヨシタケ リエ ファミリー
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